運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

札幌はいいところ

筆者は転勤族の家庭に生まれたので、小さい頃から全国を転々としていた。そのため、東京を含む大都会からものすごい田舎まで色々と見てきたつもりである。

その経験から判断するに、今住んでいる札幌はぶっちぎって住み良い場所だと感じる。




まず夏が涼しい。正直これに尽きる。
最近たまにめっちゃ暑い日が現れるようになってきたが、それでも基本的に熱帯夜などは無く(今年はあったが異常)、日中はともかく夜中は最悪扇風機があればやり過ごせるのがほとんどだ。いくら暑い日が増えたとはいえ、本州のそれと比べれば天と地の差がある。
また、夏場は気温だけでなく湿度も低いのが良い。カラッとしていて爽やかだ。
反面冬は厳しいが、これは案外慣れるもので、普通に生活する分にはそこまで問題となることは無い。ゲームをする時に手がかじかんでやりづらい程度である。

次に、適度に都会である。
もちろん首都圏や大阪名古屋などに比べれば劣るのだが、十分だと感じる。基本的にほぼなんでもできる。この「なんでもできる」というのが重要で、何かやりたいことがある時にわざわざ首都圏まで出る必要が一部を除いて(後述)ない。
昔、名古屋出身の知り合いが「札幌は都会じゃない」とか煽ってきたことがあるが、それは名古屋が大都会なだけであり札幌は間違いなく都会である。

また、地味ながら重要な事として、道が平坦で且つ真っ直ぐであり、とても親切であることが挙げられる。
日本の都市は地図上では平坦な場所に位置することが多いが、細かく見ると東京などは結構坂道がある。札幌の平坦っぷりは凄まじく、街中で自転車を漕いでいて力むことが一切無い。
また札幌の道はどこも真っ直ぐで碁盤の目状になっており、区画全てが番号で識別出来るようになっていて、迷うことが無い。形式としては京都の街に近い。

さらに、†北海道†に存在するというのは莫大なアドバンテージであり、様々な観光地へ向かうのに海を渡る必要が無い。それでもどこへ行くにも遠いのだが。

その他、飯が美味いとか、空気が綺麗とかあるだろうが、この辺りは筆者の感性がバグっているので評価し難い。




逆に唯一にして最大の欠点が立地である。
先程、「一部を除いてなんでもできる」と書いたが、首都圏へ出ないとできない事が一部存在するのが大きな問題だ。

例えば就活。多くの企業が首都圏に集中している都合上、面接へ向かうだけでも長距離を移動する必要がある。まあ筆者は就活したことがないのでまだよく分からない。
例えばオタク活動。イベントが札幌で開かれないとか、ライブが札幌ドームに来ないとかは、残念ながらよくある。そうなった場合は遠征せざるを得ない。

あと細かい不満点を挙げるとすれば、地下鉄代が高いとかガス代が高いとか雪虫がうざいとかだろうか。

この辺りを我慢すれば札幌は最強の街であり、一度住むと出たくなくなる。というか一度住むと出たくなくなるのが欠点とすら言える。




ということで、難癖つけてないで札幌へおいでよ。




あ、でもマラソンは大変そうなので程々にしてください。