運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

料理

筆者は自炊をよくする。
しかしこれは料理が好きだからではなく、節約のためである。

一人暮らしを始めた頃は料理本を買ったりして頑張ってみたりした。しかし、料理へのこだわりに目覚めることはなかった。むしろ如何にして短時間で楽に調理を終わらせられるかという哀しい技術のみが進歩した。
結果、現在の筆者が作り上げる物というのは、適当な具材に適当に味付けがされ適当に火が通った「食べられる物」でしかない。




ところで、たまに料理と実験は似ているのではないかと感じることがある。
例えば遺伝子解析とかはそうだと思う。
レシピ通りの分量で材料(や試薬)を混ぜ、レシピ通りの方法で処理をすると、材料に伴って異なる結果が現れる。この過程がとてもよく似ている。
料理研究家」という肩書きが存在するだけはある。

しかし、筆者という人間は遺伝子解析が特段好きという訳ではない。どちらかというと材料そのものに興味があるので、仕方なくやっている感じである。遺伝子解析がめっちゃ好きな人間はもうちょっと別の研究室に行っているはずだ。
料理についても同じで、筆者はご飯を食べたいので仕方なく料理をしている。

ちなみに、「材料そのものに興味がある」というのは実は食材についても言えて、スーパーで変な食材を見かけると衝動買いすることがある。料理するつもりはあまりないのに、である。大抵後悔する。
なお今まで買った中で最も後悔したのは未処理のタケノコである。ぜひ買ってみて欲しい。




今夜は鍋である。
鍋は時間こそ少しかかるものの具材をぶち込んで茹でるだけでできるから楽だ。最近は寒くなってきたしぴったりである。