返ってきた論文
先日投稿した論文の審査結果が返ってきた。
結論から言うと「Minor Revision」であった。
論文を投稿すると、匿名の審査員Reviewerによって内容が審査される。Reviewerは、投稿先の雑誌の編集者によって選定される。基本的に、その論文の内容をそれなりに理解できる研究者から選ばれる。こちら側からReviewerが誰なのかを知るすべは無い(が、コメントの書き方とかからアタリをつけることはできなくはない)。
審査結果は主にAccept、Revision、Rejectの3パターンである。Acceptは受理であり合格、Rejectは却下であり不合格だ。Revisionは、却下はしないけど掲載には不十分なので、内容の修正をした後再度投稿を認めるというものである。
基本的に1発でAcceptということはまずなく、大抵RevisionかRejectを食らうことになる。
そしてRevisionの中にも程度によって2パターンあり、それがMinor RevisionとMajor Revisionである。読んで字のごとく、Minorはちょっと直せ、Majorはいっぱい直せという意味だ。
つまり、筆者の論文に下されたMinor Revisionは、4段階中上から2番目である。これは何か事故らない限り「直せば通る」評価なので、筆者としてはかなり安心している。
ただ、Minor Revisionとは言え結構な量の修正が要求されている。
簡単な追加の実験が1つ、記述の追加が3点ほど、さらに細かい記述の修正が15箇所ほどである。
文章を直すだけなら楽なのだが、ここから実験データも少し増やす必要があるらしい。まあ本当に簡単なものなので問題ないとは思うが。
ちなみに、投稿先もいつまでも待ってくれる訳ではない。修正するために残された猶予は3ヶ月である。
3ヶ月で終わらないということもないだろうが、サボってもいられない。
ちょうど次の論文を書いたりしていたところだったが、しばらくこちらの論文の修正を優先しようと思う。