運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

暮れる年と心理

クリスマスが終わって、あとは年を越すだけになった。

筆者は明日早朝の飛行機で帰省するので、今日はうずべんの世話や、諸々の作業を片付けて行った。
すでに帰省している仲間も多く、研究室は閑散としていた。なんなら筆者のいる部屋には昼過ぎまで筆者以外誰もいなかったので、YouTubeの動画を流しながら作業を進めても許される状態であった。

帰省前にやりたかったことは4時くらいには済ませてしまったので、特にやることもやる気もなかったので早々に帰宅した。
帰り道、ケーキとか安売りしてないかなと思ってコンビニを回ったが、どこにも置いてなかった。




帰省するにあたって問題となるのが冷蔵庫の食材の処理だが、これは昨日のうちに完璧に終わらせてしまっていた。強いて言えば牛乳だけめちゃくちゃ余ったが、この処理は諦めた。
言い換えると今日は冷蔵庫に牛乳しかない状態だったので、夕食は外で食べることにした。
とりあえず、以前からたまに訪れていた近所の小さいカレー屋へ向かったのだが、これが11月に潰れていた。完全にカレーの口になっていた筆者は、結局別のカレー屋に入った。

席に着くと、隣に男女二人組が座っていた。
男の声が上擦っていた。張り切っているようである。
非常に殴りたい気分になったが、筆者も昔、ほんの一時期とはいえ「ああ」だったことを思い出し、結果的に自らの心をぶん殴った形になってしまった。




今年のクリスマスは、都合により関東へ行っていたり、ハズレメモリを掴まされたりしててんやわんやであり、世の幸せな人へ呪詛を投げる余裕がなかった。
例年であれば、24日の夜に1人で大通りのクリスマス市へ行ったりして遊んでいたのだが、今年はこれもやらなかった。

「毒吐き」を怠った結果、クリスマスを過ぎた今になって辛さがじわじわと来ている。




研究者の恋愛事情は中々に極端である。普通に彼女がいるどころか、学振が通ってすぐ学生結婚へ到達するケースも結構ある。逆に、めちゃくちゃ晩婚だったり、そもそも結婚できない場合ももちろん多い。
筆者は当然後者である。

こうなってくると、世間的には頑張らないとまずいらしい。しかし、筆者は一度頑張ったのである。めちゃくちゃ頑張ったが、成人してなお中学生以下の経験と価値観しかない筆者が頑張ったところで、気持ち悪いだけだった。
気持ち悪い自分を自覚してしまうと、もう頑張る気が起きない。




そろそろこの話はやめようと思う。