運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

今だからこその学会

8月中旬開催予定のOnline Poster Session on Protistsで発表させていただくことになった。
https://www.isep-protists.com/post/online-poster-session-on-protists

その名の通り、オンライン上で行われるポスター発表会である。Protistsというのは原生生物の意であり、うずべんもこれに含まれる。
全世界同時開催の国際的な発表会で、参加者を見たところ、日本人はかなり少ない。

この学会、発表形式が非常に独特である。
まず発表者は「会場」としてTwitterFacebookを選択する。Twitterの場合、タグ# ProtistSession を付けて発表内容を投稿する。Facebookの場合、学会用のグループに加入し、やはり発表内容を投稿する。そして指定された時間帯にログインし、コメントやリプの機能を使って議論をする。
要するに、これらのSNSを発表ツールとして利用する訳である。なんなら気になった研究者はその場でフォローできるので一石二鳥だ。

筆者も参加に際してTwitterFacebookを選択することになったが、Twitterはさすがに趣味丸出しの投稿ばっかりしているのでこの場には不適切と判断し、Facebookを使うことにした。

筆者はFacebookはあまり頻繁に使っていない。学会発表や論文公開など大きな出来事が会った時にだけ投稿をしている。
今回の学会への参加へ向けて、プロフィール周りを少し充実させた方がいいかもしれない。アイコンやヘッダーも古いので、新しい物に変えたい。

また、Poster Sessionと銘打っている割には形式にはこだわらないらしい。それこそポスターの形式をしたPDFファイルを貼ってもいいし、複数の画像データを連投、動画を作成して投稿、ブログにまとめてリンクを掲載など、何でもいいとのことである。実際、この方法での発表ならわざわざ1枚のPDFに全てを詰め込む必要はなさそうだ。
一応、申し込み時点での発表形式の予定を問われたりしたが、後から変えてもいいらしい。

筆者の発表形式はまだ決めていない。そもそも発表内容も具体的なものは決まっていない。
SNSの性質上、発表内容は一時的にとはいえ全世界へ公開されてしまう。そのため、未発表のデータはあまり載せてはいけない。となると、現時点で記載論文の出ているうずべんたちの系統分類学的なまとめと、そこから考察できる光合成能力の進化についての議論をしていくことになるだろうか。
面白そうだからとノリで参加申請してしまったが、この辺りはちょっと見切り発車過ぎた。準備期間も短いので、これから真面目に考えないとやばいかもしれない。