運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

工夫

オンライン学会での発表が明後日に迫っている。

昨日今日と発表資料を作っていた。大まかな骨組みはできているものの、あまり納得ができていないというか、何かが足りない気がして完成に至っていない。

今回、FacebookTwitterを発表媒体として使うという形式の特殊性故に、色々と工夫しないといけない点がある。
特に発表資料中の情報量については少し悩んだ。
一般的に、口頭にしろポスターにしろ、発表資料の文字は少なく大きくした方がいいとされる。これは、パッと見の印象をよくしたり、一度に目に入る情報量を抑えて理解しやすくしたりするためである。
しかし、これは演者が口で説明ができるという前提の元の話である。演者は発表資料に載せていない情報を喋ることで補うことができるので、資料の方には最低限の情報だけ載せればいいわけだ。これはポスター発表でも同様で、なぜならポスターも貼りっぱなしではなくちゃんと演者が前に立って説明する時間が設けられるからである。
ところが、今回の発表形式では、演者は喋ることができない。動画を作って投稿するなら話は別だが、そうでもない限り投稿する発表資料に内容を不足なく詰め込む必要がある。また、質問もチャットで行われるため、情報のやり取りが普通に喋るよりも遅くなる。
そうなると、聴講者の理解を確実なものにするために、発表資料の情報量はむしろ多めにするべきなのではないか、と推測される。

ちなみに、学会名はOnline Poster sessionとなっているが、発表資料はポスターの形ではなくてもいいらしい。上記の情報量の問題を考えると、普通のポスター形式は相性が悪いように感じた。
そこで筆者は、複数枚のスライド風の画像に、文章での説明を付けて連投する形式を検討している。これが吉と出るか凶と出るかはわからない。




今日の22時から、最初の発表者が投稿を始める。
とりあえずこの様子を見て、まだ工夫できそうなことがあれば考えようと思う。