光合成活性との戦い 最終章
年末にやっていた光合成活性の実験が先へ進み、今は最終段階へ来ている。
年末の時点では、既知量の炭素同位体13Cが存在する条件でうずべんに光合成をさせ、13Cを取り込んだうずべんを集めて保存する所までやっていた。年が明けてからは、集めたうずべんをさらに処理したり乾燥させたりする作業を長々とやっていた。
そして、同位体分析計を使った解析がやっと始まった。これが上手く行けば、処理後のうずべんの同位体比が分かり、そこから光合成速度を逆算できる。
ここまでの前処理も長かったが、分析計の方もめちゃくちゃ手間がかかっている。
土日に行った機器の立ち上げはすぐに終わったが、月曜にやったスタンダードの準備は結構大変で、深夜までかかった。
今日から分析本番なのだが、これも1サンプル10分かかるのを50本ぐらいやっているので、ざっと8時間以上やる計算になる。分析は基本的に機械がやってくれるので作業量は多くないが、トラブルの危険があるため実験室に籠りきりになっている。これも昼から始めて深夜に終わる見込みである。ちなみに今これを書いている時点で終わっていない。
明日もこれをやる予定である。しんどい。
これが光合成活性関連の実験の一番最後のやつなので、ラスボスみたいな感じである。仕事の要求量は完全にラスボスクラスだ。
これで失敗したら目も当てられない事態になるので、とりあえず成功してくれることを祈りながら作業を続けている。