人と成る

成人の日である。

筆者はもう7年も前に成人式を終えている。時の流れが早すぎて困る。
さらに今年は成人になる年齢が18歳に引き下げられるとのことで、そうなると筆者より9歳も離れている。とはいえ成人式は20歳の人を対象としている所も多いらしい。何やらよく分からない。

大人とは何か。成人とは何か。筆者ぐらいの年齢になるとかえって話題によく出てくるように思える。誰も大人になった気分になれていないからである。
昔は27歳と言えば大人を通り越しておっさんの域に入っているような存在に見えていたが、実際になってみると全然そんなこと無かった。今日なんて筆者はびっくりするほど一日中ゲームをしていた。こんな人間が成人を名乗っていていいのだろうか。

27歳の筆者でさえこの有様なのに、20歳頃の筆者と言えばもう目も当てられない様相だった。

そう、20歳頃の筆者はそれはもう本当に酷かった。人の気持ちを汲み取るのが壊滅的に下手で、地雷を爆破しながら走り回っていた。おまけにメンヘラだった。
今も治ってないかもしれないが、当時は自覚すら無かった。
結果として、思い返すだけでしんどくなる過ちを結構した。まさに黒歴史。14歳頃の筆者の方が断然マシだったと思う。

あれが成人か〜というのは何か嫌である。