決戦前夜

D論発表前日となった。

土曜の午前に買い物をしてから今日まで外出はせず、発表資料のブラッシュアップと原稿を読む練習に費やした。
とは言っても30分の発表は通しで読むだけでも結構疲れるので、そこまでの回数はこなしていない。どちらかと言うと分かりやすい言い回しや表現の模索を目的に部分的に読む作業が多かった。

それなりの準備はしてきたが、完璧な発表をできるとは思っていない。粗を探せばいくらでも出てくるだろうし、本番も緊張や何やらで色々やらかすだろう。
そもそも、恐らく筆者は人と比べて準備をしていない側であると思われる。
例えば、発表原稿は暗記すべきという派閥がいるが、筆者は自分の記憶力に自信が無いし失敗するのが怖いので覚えようとしていない。自分の書いた原稿用紙に全霊の信頼を置いている。
また、発表中は画面ではなく聴衆の方を向くべきという派閥もいるが、そもそも通常の会話ですら人と目を合わせることが苦手な筆者が聴衆の方を向くのは至難であり、最初から諦めている。筆者が労力を割くべき所はそこではない。
しかし、今回に関してはそれで良い。筆者が目指すのはトップではなく合格である。無理をせず、安定を取る。それで何とかなるだろうと思っている。

明日のD論発表会では4人が発表予定で、筆者はトリを務める。正直、嫌である。なんか質疑応答の時間とか好き勝手延長されそうで本当に嫌だ。
具体的な時間で言うと16時過ぎかららしい。寝坊とかの心配のない時間帯なのでそれは安心である。今夜はゆっくり休もうと思う。