運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

送別

筆者が札幌を離れる日が近付いてきた。

札幌に9年も住んでいたがために、筆者には研究室だけでなく色々な繋がりの知人がそれなりの数いる。最近はそうした人達に送別会を開いてもらう機会が多い。
先週は研究室の送別会があり、週末には趣味で知り合った方から送り出された。サークルでの送別会は1か月前にやってもらったが(D3の老害を送り出さないといけない後輩達も大変である)、明日活動に少し顔を出してみようと思っている。今週末にはまた別界隈の知り合いが送り出してくれるらしい。
ここ数年はコロナのせいで飲み会が少なかったこともあり、ここまでイベントが続くと、もちろん有難いことなのだが非常に忙しく感じる。




ところで、筆者が札幌を離れるということは、うずべんたちともお別れになるということに他ならない。

筆者がうずべんの研究を始めたのは6年前になる。
配属先の研究室が決まり、研究テーマを決めようとなった時に、当時名前も無かった謎のうずべんを顕微鏡で見たのが筆者とうずべんの出会いである。それから6年間、筆者はそのうずべんをひたすら調べ尽くすことで博士号を取得するにまで至った。それ程そのうずべんが研究対象として有用だったということだ。
つまり、筆者とそのうずべんはもうかれこれ6年の付き合いなのだ。結婚していてもおかしくない。

筆者がうずべんの研究を辞めるにあたり、このうずべんの引き取り先どうしようかという問題があった。ところが今日、研究室のポスドクの方が株の引き継ぎを買って出てくれた。
今週末に株の扱いなどの説明をする事になり、これを以て筆者とうずべんたちとは本当にお別れとなるだろう。

うずべんにも送別会を開いてあげた方がいいかもしれない。記念写真でも撮ろうかと思う。