運だけ研究生活

渦鞭毛藻、略して「うずべん」を研究しています。研究者の方向けの内容にはならないとおもいます。悪しからず。

集中力

今日は夕方から夜にかけて論文に載せる用の図を作製していたのだが、めちゃくちゃ集中することができた。時間を忘れて作業をし、気付いたらコンタクトレンズがしぱしぱになっていた。今とてもだるい。




集中力が極限まで高まった状態のことを、一般的に「ゾーン」とか「フロー」とか呼ぶらしい。筆者はわりと拗らせているタイプの中二病なので†エンペラータイム†と呼んでいるが。

筆者は作業中にこの状態になることがたまにある。ただしなろうと思ってすぐなれる訳ではない。
元々筆者は集中力が長続きしないタイプだが、この状態は別だ。従って、†エンペラータイム†が発動する頻度によって、長期的な作業の進行スピードは結構変わる。

「集中力 ゾーン」みたいな感じでググれば、この状態へのなり方!みたいな記事がたくさんヒットする。
ただ、なんかどれも胡散臭そうなので筆者は試したことは無い。試した方がいいのかもしれないが。




筆者としては、無理やり集中力を叩き起こそうとするよりも、†エンペラータイム†を発動するための前提条件を日頃から揃えておくのが重要だと考える。下地をしっかり整えておくことで、†エンペラータイム†が自然と誘発される確率を上げるのだ。

ではその前提条件とは何なのかと言うと、筆者が思うにとても単純明快で、「心身ともに健康でいること」だ。




まず、ちゃんと飯を食う。腹が減っては戦はできない。
軽度の空腹状態の方が集中できる説も耳にすることはあるが、少なくとも筆者には当てはまらない。だいたい「軽度の空腹」なんてすぐに「重度の空腹」になるのだから、長続きしないし意味がない。

そして、ちゃんと寝る。
作業に切羽詰まって睡眠不足になれば、集中できずに作業は停滞し、悪循環に陥る。筆者はどんなにやることが溜まっていても必ずしっかり寝る。徹夜で作業を片付けようとしたことは1度もない。
というかそれ以前の問題として、そんな切羽詰まった状況にならないように計画的に物事を進めるのも大事だ。

精神面の維持は、影響する要因が多すぎて簡単にはいかない。ただ、現在の筆者に関して言えば良好である。金銭面の問題が解決したのが大きい。逆に、貯金が少ない状態でいると、どうしても金のことが頭にちらついてしまい集中できない。
できれば死にかけてるうずべんとかもやる気を出してもらえれば完璧である(https://under-the-floor.hatenablog.com/entry/2019/05/07/211022)。




こうやって心身を整えて、あとは勢いにに任せて作業をする。これが理想。

ここまでやれば、だいたい「そこそこの集中」状態にはなる。ただし†エンペラータイム†と言えるほどのものがちゃんと発動するかは、その時次第という感じだ。あくまで発動のための前提条件を揃えることしかしていないからだ。
たぶん、モチベーションの細かな上がり下がりとかが関係しているのだろう。
今日の場合、朝研究室に向かう途中で「今書いてる論文は5月中には初稿完成させたいなー」みたいなことを考えていたのが効いたのかもしれない。




集中力とかモチベーションとか、この手の話は深く考え出すとなかなか複雑である。もっとうまくコントロールできれば、作業スピードも格段に上がりそうなものだが。